「医学部合格女子校ランキング 豊島岡は178人、桜蔭100人超」という記事がありました。2024年の国公立大と私立大の医学部医学科入試で、現役と既卒者を合わせた合格数が最も多い女子校は豊島岡だったとのこと。5位までは、以下のとおりです。
1位:豊島岡178人
2位:桜蔭128人
3位:白百合75人
4位:吉祥女子55人
5位:女子学院46人
(1人が複数の大学に合格した場合は、重複で集計されています。)
国公立大(防衛医大を除く)に限ると、桜蔭43人・豊島岡36人と、白百合6人・吉祥女子9人・女子学院9人との間に、大きな差があります。桜蔭は東大理Ⅲ・東京医科歯科が中心、豊島岡は信州・新潟・浜松医科など広くカバーしている違いはあるものの、両校の実績が抜きんでています。
(「『国公立大医学部に強い』上位5校に東京はなし」をご参照ください。)
ちなみに、6位以下は、洗足・東洋英和・雙葉・フェリス・浦和明の星と続きます。注目すべきは、10位までの全ての女子校で、高校の外部募集がないことです。高校入試における女子の選択肢の少なさが、ここにも表れています。
(「林先生も『女子は中学から私立がよい』と」をご参照ください。)
Z世代を中心とした若い世代の関心は、自分の市場価値を高めることです。終身雇用は崩れ、大企業に就職しても市場価値が高まるとは限りません。いくら「医師余り」になると言われても、一定の市場価値が確保されるので、医学部人気は衰えないでしょう。