「早慶MARCH付属校は『中学受験より高校受験』で入るのがねらい目?」という記事がありました。首都圏には有名私立大学の付属校・系列校がいくつもあり、中学受験よりも高校受験の方が入学のハードルは低い、とのことです。
高校受験がねらい目である理由として、次の4つが挙げられていました。
① 教科数が少ない
② 受験に熱心な家庭が中学受験で抜ける
③ 高校単独の付属校が多い
④ 入学手段が多様である
言いたいことはわかりますが、少なくとも、女子にはあてはまらない話でしょう。
高校受験において、女子の場合、早慶MARCHの付属校・系属校の定員は、男子の1/4程度しかありません。男子であっても、国立大学や医学部へ進学したくなるかもしれないので、早慶MARCHの付属校・系属校がよいか迷うところです。幅広い選択肢を持てる点で、私は中学受験の方が優れていると思います。
中学受験熱が高まるにつれて、高校受験の方がよいという「逆張り」の主張も目立つようになりました。12歳の中学受験では、親の判断に大きく左右されます。一部の見方に偏らず、公立中学の学習内容なども情報収集して、冷静に判断していただきたいと思います。
(「高校受験は中学受験より大変?」をご参照ください。)