【読書メモ】『山ぎは少し明かりて』辻堂ゆめ

『山ぎは少し明かりて』辻堂ゆめ

母娘孫3代 佳代・雅代・都の物語。

都と雅代の物語は、愛する人との明るい将来が予感されるが、佳代はダム建設反対運動で最後まで戦い、不器用なゆえの結末に心が傷んだ。

佳代のように、ダムやら道路やら空港やらの建設のために、先祖伝来の家や土地を離れざるを得なかった人々がたくさんいることを改めて思った。