駿台数学の秋山師がNHK新番組に!

元駿台数学科の秋山仁先生が、7月スタートのNHK Eテレ「3か月でマスターする 数学」に出演されるそうです。1980年代の予備校全盛期から、現在まで活躍されている唯一の方ではないでしょうか。当時のあの風貌・貫禄で40代だったとは、今さらながら驚きです。

 

当ブログでも、代ゼミ全盛期の東大現代文の堀木博禮先生を紹介しました。継続的に読まれている記事なので、根強いファンがいらっしゃるのかもしれません。当時の人気講師は、今となってはコンプライアンス違反の方も多く、そのままのスタイルでは生き残れなかったでしょう

(誤解のないよう、堀木先生は超紳士です。「東大現代文のカリスマ=堀木先生の思い出」をご参照ください。)

 

現代は情報が均質化されたせいか、個性的な人気講師はいなくなりました。生徒が講師を選ぶ機会も少なく、「主体的に選択する経験」が減っています。大人から与えられるものを処理するばかりでは、受け身の姿勢が染みついてしまうと心配になります。

「塾の課題に追われて『受け身』になっていないか?」をご参照ください。)

 

そのように育てられた新世代が社会に出て、職場の旧世代との間に摩擦が生まれています。新世代の多くは、自ら試行錯誤するより、早く正解を教えてくれと言います。昔を懐かしんでも仕方ないので、新世代に合わせた人材育成が必要になるでしょう。