中学受験が「課金ゲーム」と言われる理由

「中学受験が『課金ゲーム』と言われる理由」について、慶應卒お父さんの体験記事がありました。レギュラー授業以外がどんどん増え、補習塾や家庭教師をつけることが少なくない。苦手分野を補強し、理解したことを身につけるためのサポートが必要で、効率的に学習するには個別指導が最適だった、とのことです。

 

大手塾のカリキュラムが復習中心となったため、例えばSAPIXでは「集団授業が3割、家庭学習が7割」とも言われます。大手塾の費用は3年間で300万円がベースですから、そこに個別指導などがプラスされていくのです。これらは既に、多くの親御さまがご存知のことと思います。

 

該当記事のコメント欄に、鋭い指摘がありました。

「派遣会社を通して時給7~8,000円だと、家庭教師本人に渡るのは4,000円くらい。事前準備などで時給換算2,000円とかになってしまうため、その程度だと実力のある家庭教師は来ない。」

 

実際に問題を解いてみればわかりますが、国語は(他科目より)事前準備に多くの時間がかかります。扱う文章によって教える内容が変わりますし、どこで子供の読解が躓いたか、一緒に読まなければわかりません。そのため、マンツーマンでなければ効果が上がりにくく、料金が高くならざるを得ないのです

 

記事では、お金はかかっても「プロに頼む」メリットとして、「親子ともに感情的にならずに勉強を進められる」とありました。国語は、大人と子供の常識がかけ離れている、他の子供の様子がわからない、正解が必ずしもクリアでない、などの理由で、親が教えるには最も難しい科目でしょう。

「国語は『親塾』で教えられる?」をご参照ください。)