国語が得意な子供は、集団指導塾の授業に向いています。一度聞いてすぐに理解できる子供や、実際の年齢より大人っぽい子供が多く、自信をもって授業に参加できるからです。
逆に、国語が苦手な子供は、集団指導塾に任せて国語の成績が良くなることは、ほぼありません。その理由は、アウトプットの機会が圧倒的に足りないからです。苦手意識があると、他の人の前で、安心して自分の考えを話すことができません。
ですから、集団指導塾で国語の成績が上がらない場合、個別指導を受けるのがよいでしょう。ただし、漫然と個別指導を受けるだけでは、効果は期待できません。同じ時間とお金を使うなら、以下のポイントを守って、効果的な個別指導を選んでください。
第1のポイントは「完全に1対1で指導を受けること」です。
国語の個別指導では、講師が一緒に読んで、生徒からアウトプットを引き出すことが大切です。これは1対1だからできることなので、講師1人に生徒2人以上だと、講師は生徒の自習を見守るだけになってしまいます。聖徳太子でもない限り、複数の生徒から同時にアウトプットを引き出すことはできないでしょう。
第2・第3のポイントは、次回「国語の個別指導を選ぶ3つのポイント(後編)」でご説明します。