前々回のブログで、『二月の勝者』から、2人の子供の受験校選びを紹介しました。東京都の小学生にとっては、「平常心で2月1日を迎える」ために、1月校受験がとても重要です。
✅加藤匠(第一志望:桐朋56~61)1/8函館ラ・サール56、1/10開智54
✅柴田まるみ(第一志望:女子学院70)1/14浦和明の星65、1/21国府台女子51
(注:数値は四谷大塚の偏差値)
「前受け」と呼ばれる1月校受験を否定する人は、最早いないでしょう。周囲で喜びの声が聞こえる中、合格を持たずに平常心を保てる子供はいません。本番独特の雰囲気に慣れるのはもちろんのこと、模試がなくなった直前期に「学力と立ち位置を確認する」役割もあります。
1月校受験で最も大切なのは、必ず合格を取る「安全策」です。特に、1月後半に実力相応校以上を受ける場合、1月前半に合格を取ることが必須でしょう。1月後半が初受験で不合格の場合、2月1日に近すぎて、大きく影響しかねません。『二月の勝者』で苦戦を強いられた、原秀道くんが受けた立教新座(1/25)が典型です。
2月の結果次第では「進学もあり」と思えることも、平常心につながります。『二月の勝者』は吉祥寺なので千葉・埼玉までかなり距離がありますが、ここ中央区は千葉・埼玉の受験に有利です。ただし、通える距離であっても、試験当日の天気は注意してください。私は直前に雪の予報が出て、慌ててホテル前泊に切り替えることがありました。