林修先生がテレビ番組で、「女の子はできたら中学から私立に行っておいた方がいい」(該当記事)と仰っていました。「東京では高校からの募集をやめた私立が多くて、高校からだと選択肢が狭くなる」とのこと。私が「高校受験は中学受験より大変?」(該当ブログ)で書いたことと同じ理由です。
加えて、
✅高校受験は大学受験に適さない。中高一貫校生から周回遅れになっている。
✅都立高校を受けるため、内申書から逃れられない。9教科+課外活動まで時間を取られる。
という理由から、私は「普通の子供ほど中学受験をした方がよい」と考えています。
しかし、嫌がる子供に中学受験を強いるのは無理です。「将来お得だよ」と言われても、ピンと来ないでしょう。やはり少しでも「勉強することの楽しみ」、「できなかったことが、できるようになる喜び」を感じないと、続けられません。そのためには、先取りしすぎない塾で「マイペースな受験」を貫くべきです。
周りに流されない「マイペースな受験」は、決して恥じることではありません。どの程度の負荷をかけるかを決めて、それで受かる学校を選ぶのも正解です。何より大事なのは、将来を生き抜く力となる「国語・算数の地力をつけること」であって、「成長スピードに合わせた教育を受けること」なのです。