国語の過去問では、小学生に採点を任せてはいけません。必ず「大人の目」で確認することが必要です。塾の先生や家庭教師に見てもらえればよいですが、そうでない場合、親御さまが確認してください。
お子さまに「解説をよく読め」というだけで、放置していませんか。算数であれば、途中式があるので、どこでつまずいたか明確です。一方、国語には途中式がないので、なぜ誤答してしまったか、お子さま本人に思考過程をアウトプットさせないとわかりません。
このアウトプットは、なかなか難易度の高い作業です。よほどの上位層でなければ、子供ひとりで「誤答の原因」を理解することはできません。大人の力を借り、「誤答の原因」を誰かと共有することで、次に生かす力として定着できるでしょう。
入試問題レベルですから、本文・設問を読み込むのは、大人でも苦痛です。子供にアウトプットもさせないといけないので、過去問の中でも国語は特に時間がかかるでしょう。日頃の学習から、子供にアウトプットの機会を提供できるのが「よい国語教師」だと思います。