受験校選びの決め手は、お子さま本人に合うか合わないかの一点です。決して、偏差値や他人の評価に振り回されてはいけません。「よそはよそ、うちはうち」を貫く受験が、長い目で見ても幸せな結果につながります。
合う/合わないの判断には「空気」と「過去問」が重要です。まずは、お子さま本人と学校見学して、校内の空気を吸ってください。合う学校は空気でわかるものなので、親子の直感を信じましょう。
入試問題には、どのような生徒に入学してほしいか、学校からのメッセージが込められています。特に、国語では学校ごとの特徴が表れるので、国語の過去問を解くことは、その学校を理解することでもあります。例えば、情報を処理する早さと正確さを重視する学校もあれば、深く思考したうえでの表現力を重視する学校もあります。
過去問の進め方は、塾の指示に従うのが基本です。9月から始めるケースが多いと思いますが、国語の過去問は採点・振り返りに時間がかかるので、余裕があるうちに進めましょう。秋になって合わないことがわかり、受験校選びでパニックになることを防げます。
次回は、過去問の具体的な進め方についてです。